カラフト伯父さん

 私の1人東京1日目であるこの日は最後の望みをかけてカラフト伯父さんの当日券に並んだ。今年に入って全くくじ運のない私は半分ダメ元で並んだ。そしたら買えたのだ。2階席で少し柱が邪魔だが、ほぼ遜色なく見えた。こうしてHey!Say!JUMP伊野尾担になって初めて伊野尾さんをこの目で見ることができた。私が知っている数少ない伊野尾さんはアイドルだ。天使のような笑顔で手を振る伊野尾さんしか知らない。しかし今日観た伊野尾さんは知らない人だった。見た目は確かに伊野尾さんだし、顔綺麗で小さいし、作業着なのにスタイルいいし、手は白くてかわいかった。だけど私が知っている伊野尾さんではなかった。すごかった。聞いたことのない野太い声で話す関西弁で話す姿は新鮮だった。全力でとおるを演じる伊野尾さんは男らしくてカッコよかった。最後の方のシーンで泣きながら言うセリフには鳥肌が立った。そこには俳優伊野尾慧さんがいた。私には今の私にはこの演技は出来ない。素直にそう感じた。本当にすごかったし、いつかこんな演技が出来る俳優に私もなりたい。観に来てよかった。そして最後に観客に向けて手を振った伊野尾さんはいつもの伊野尾さんで安心した。今年ツアーでアイドル伊野尾慧さんを観るのがとても楽しみだ。